教育内容方法の開発
教育内容・方法の創意工夫
本取組における心と学び支援に関する専門的実践力をもつ教員養成の柱は,心と学び支援の実習とスーパーヴィジョンです。学生にとり実習は,様々な問題に苦戦している子どものナマの姿を知り,その子どもたちへの支援を実際に体験する場となります。子どもたちと直接触れ合うことにより,初めて子どもたちの悩みや苦しみを理解することができるようになります。子どもたちの直面している問題を共感的に理解できるように,学生に対してマンツーマンでのきめ細かな指導と,ケース検討会などをとおした小集団での指導を行います。
一方,大学教員は,学生の心と学び支援の様子の観察や,スーパーヴィジョン,ケース検討会などをとおして,学生の示す困難や苦戦するところを把握することができます。それに基づき,実際に心と学び支援を体験しない一般の教員を目指す学生に対する教育方法・内容を開発していくことになります。そして,講義だけでは理解しにくい点を明らかにしていき,そのような点については,大学の教室の中で心と学び支援を疑似体験できるような,ロールプレイ等を組み入れた教育内容と方法を開発します。